2025/08/05(火)
ぎっくり腰治療3.0
カテゴリー:院長ブログ
皆さんこんにちは!整体サロンArsの上橋です!
ぎっくり腰治療3.0
ついに僕のぎっくり腰処置のフェーズが2.0から3.0に上がった気がしました!
僕のぎっくり腰の治療には歴史があり、治せない悔しい思いを経験しながら進化をさせてきたのです。
ぎっくり腰治療1.0「己との戦い」
このフェーズはちょうど僕が独立した6年前で、ぎっくり腰にまだ若干の苦手意識がありました。
当時は当時で自信はあったものの、見てる体の組織は筋肉一択で筋を緩めることで股関節の可動範囲をとにかく回復させていく治療でした。
簡単に言うとマッサージ屋よりは気合いの入ったほぐし屋みたいな、、、、笑
まだこの頃はぎっくり腰で辛い患者様をベッドに横にして行う方法しか考えれず、患者様に負担をかけることが多い施術の仕方でした。
治る患者様もいるけど、治療すればするほど患者も私も疲れ、疲弊する一方でした。
これに限界を感じて、もっと効率の良い治療法を探求すると同時にカラダというものを筋肉が硬いかどうかで判断するのではなく、もっと科学、物理的に見なければと思うようになっていきます。
ぎっくり腰治療2.0「ほぐし屋からの脱却」
ある先生との出会いによりぎっくり腰処置のレベルは飛躍的に向上します。
というより、カラダそのものの捉え方が180度変わり、ぎっくり腰以外の治療レベルも上がりました。
この頃は簡単に言うと物理学を中心に痛みの原因や治療法を考えてきました。
『私たちは重力の中で生活している』という当たり前だがこの見えない負荷に対してどうリアクションさせるか、を前提に置くことで患者様への負荷を最小限に抑える方法が見えてきたのです。
横になればまた起き上がる必要がある、すなわち、より重力に抗う必要がある為、筋力を必要以上に使わなければならないのです。
つまり施術は横向きから座位で完結する方法に変わったのです。
とにかく重力に効率良く拮抗できる姿勢になれば、どんだけ辛いぎっくり腰でもその場で歩けるようになることが分かりました。
それは頭の位置でした。頭の位置が骨盤の真上にこれば背筋も腹筋も必要最低限の筋力で済む、そして頭が高い位置にあると骨格としての安定性も高いので痛くても歩けるようになるのです。
ぎっくり腰は安静よりも痛いながらも最低限動くことで血流の滞りを防ぎ回復の速度を早めてくれることも学んだのです。
ぎっくり腰2.0では重力を味方につけることでコルセット入らずの効率的な治療法を手に入れました。
しかし!
ここでもまた限界を感じます。
負荷を最大限に減らす方法は分かったものの、本当の所ぎっくり腰が一体なんなのか分かっていませんでした。
え?笑
って思うかもしれませんが、現代の日本で学べる範囲のぎっくり腰への医学的見解では未だにぎっくり腰は炎症とされ、その正体は筋肉なのか、筋膜なのか、何が変われば確実に治ったのかと呼べる定義になるものはなかったのです。
だから、経験値としてこうすればぎっくり腰は良くなっていくと言う理論半分、結果論半分の不確かな答えしか自分の中になく、厳しめに言ってまだまだフィーリングに近い治療法だと思い、ここから更に考えは局所に戻り一体ぎっくり腰の時の腰の組織や構造はどうなっているのか?その正体に迫っていくことになります。
ぎっくり腰治療3.0「確信と再現性」
腰痛治療への解釈が確信に変わる瞬間は突然として訪れます。
ぎっくり腰治療2.0の時からどうやらこの徒手療法においては日本より世界の方が進んでいるらしいと分かった。
(というよりgoogleでどれだけ日本語で徒手療法のことを調べても期待した情報が出てこない)
それから、頻繁に英語で検索するようになり、googleやyoutube、書籍も海外から翻訳された本など世界の情報を取っていくうちに如何に日本の徒手療法が進んでないか理解することになる。
海外の方が徒手療法も立派な医療としてその立場を確立している国が多く、カイロプラクティック、オステオパシー、理学療法博士、などドクターと同等かそれ以上の基礎医学を学んだ者が手段として手術ではない手法で治療してる、という感覚なのである。
しかし、日本ではメディカルドクターだけがこの業界の覇権と社会的信用を獲得している。
徒手療法は非常に高いエビデンスを出せない分野が故に余計まやかしやプラセボといったものだと言われてしまう。
これも徒手療法の研究が進まず治療家のレベルが上がらない理由だと思う。
さて、深く調べていくなかで驚いたのは、適切に英語で徒手療法について検索できるとyoutubeでさえも沢山のドクターレベルの先生達が自分のチャンネルで自身の治療について解説したりレクチャーしていたり、研究して分かったことなどをサラッと話してくれていることだった。
しかもこれらはyoutubeだから勿論タダで。
僕はある一人のアメリカの理学療法士の先生と出会い、その方のチャンネルを食い入るように見まくっていた。
まさに僕が前々から求めていた徒手療法のかたちで、ちゃんと理論に裏付けされた技術でなにより納得がいくものばかりだった。
その先生が腰痛というものに限らず、人間の機能として極めて重要な場所として仙腸関節を頻繁に取り上げていました。
勿論、仙腸関節の存在は理解していたし、その機能がどういうものか頭では理解していた。
しかし、実際のところ仙腸関節という強固な骨盤の関節が動くという証明を論理的、実践的に解説してる情報は日本ではほとんどないし、動いたとしても2mm程度と言われ、果たしてそんな小さな関節が本当に重要なのか?
僕自身はっきり言って仙腸関節の動く動かない論争や治療法は完全にファンタジーだと思っていたのです。
しかし、この先生がそれを覆します。
様々な角度から僕がバカにしていた仙腸関節の疑問を晴らしてくれました。
仙腸関節への研究データ、仙腸関節の歪みのパターン、その検査法、実際の治療動画、患者のリアルなリアクション、強固な靭帯の存在、恥骨との相関性、仙腸関節の役割、全身への影響、実際に感じれる仙腸関節の動き、など….
約40年間の実践から博士号を持つ理学療法士が僕を完全に納得させたのです。
これでもかというくらい論理的、実践的に証明されたにも関わらず先生が最後に言った言葉が僕の心をさらに突き動かします。
「それでも僕は仙腸関節が動くかどうかには興味はない、僕が興味あるのは患者の悩みが解決されることだけだ。」
この言葉に頭が上がらなかった。
ここまで論理の暴力で納得させられたのに、そんなのには興味なって、、、、
ここで僕も自分がなぜこの仕事を選んだのか、なぜ今こうやって腰痛について調べているのか、この仕事をしている本質的な根源を強く思い出させてくれました。
気づけば、自分の腰痛から始まりなんとなくこの業界に進み、店舗の売上に追われる会社員時代を経て、自分の自由とより良い治療環境の創造を夢見て独立し、人間としての未熟さに気づかされ、それでもしがみついてこの仕事をしている根源は、過去の自分を救ってあげたかったからだ。
当時18歳の誠一郎少年が抱える腰痛を救って上げられていたらもっと幸せだったはず、そしてそれと同じ悩みを抱える全ての人が痛みから解放されること。
紛れもなく僕の原点はこれであり、治療家としての本当にあるべき姿を思い出させてくれました。
そこからはその先生の理論や実践法を何度も見返して頭に入れ自分の中に落とし込みました。
なまじ12年ほどこの業界で人を触ってきた故に感覚は備わっている為、理論がわかれば手技の再現は容易いものだった。
なにしろ、この先生の理論や解説がどれもファンタジーではないことが上質な理解を生んだのです。
ぎっくり腰に関わらずこの仙腸関節の機能障害が腰痛に大きく影響していることが分かり、そこから全ての患者に対して仙腸関節の評価を組み込んだ。
ぎっくり腰、腰痛は勿論、背部や肩の問題、首の症状にも圧倒的な結果を出し、患者の喜ぶ顔が紛れもなく増えた。
そしてその再現性は非常に高く、正しい評価さえできれば望んだ結果が出しやすくなったのです。
こうして、腰痛治療に対してまた一つ確信を得ていったのです。
これがぎっくり腰治療3.0の今です。
また、いつしか限界が来たら次の旅に出ることになると思いますが、この終わりが見えないような課題を一つずつ解決していくことがやり甲斐でもあるのです。
なにより過去の自分と患者の利益のために。
これからも立ち向かっていきたと思います!









