2025/03/20(木)
万能な治療はない
カテゴリー:院長ブログ
皆さんこんにちは!整体サロンArsの上橋です。
今日は万能な治療はない
というテーマでお話ししていきます。
私は自身の腰痛から始まり、整骨院、カイロ、リハビリなど病院から民間の療法を受けてきたり、独立してからも業界ですごいという先生の治療セミナーを受けたりとそこそこ色んな治療法があることを知りその評判なども含めて何が一番治る技術なのか。
というそもそも最高の治療法であればなんでも治せるのだろう!
みたいに無知が故の憧れからそう思って探してきました。
結果、万能な治療法などない。
これに尽きます。
勿論まだまだ勉強の余地は無限にあり、今の段階で全てを知ったようなつもりで決めつけているわけではありません。
でも自分の治療経験も含めて分かっていることは
「すべて同じ身体の人間はいない」ということです。
これは精神状態も含めてです。
つまり、人が違えば当たり前に同じやり方で全員に通用するなんてあり得ません。
それにこれはもしかしたら患者側も少し理解を深めた方がいい内容かも知れません。
よく見る〇〇法や〇〇式などの流派系を大々的に強みとして謳っている治療家がいます。
私もその一人でした。
しかし、その手法が効くということはその型にはまらない人には効かないということでもあるのです。
私自身よく理解してます。
この落とし穴としては、長い歴史の中で研鑽、研究されてできた学問とかではない所です。
大抵の〇〇式は誰かが主観で自分の治療は新しい発見をした!とその人のセンスで成り立ってるものだったりします。
つまり、その受講生はもっとクオリティが下がるわけです。
逆にカイロプラクティックやオステオパシーなどアメリカや諸外国ではドクターライセンスにあたるものは、テクニックのことではなく少なくとも歴史を積み上げてきた学問であり技術は勿論のこと考え方や基礎的な医学根拠をベースに組み立てられているプロトコール(決まり)があったりするのです。
人によってブレが少ないということです。(本当の資格者であれば)
理学療法なんかも実際には歴史や研究もある学問です。
ということから〇〇先生の〇〇式の一点張りでやっているような方には少し注意というか良く吟味された方がいいのかなと思います。
さて、そうは言っても万能な治療はないと受け入れた上で私は万人に対応できる治療家になりたいと思っているのです。
現実を受け入れてこそ、理想への一歩目が始まります。
でなければただのおママごとです。
重要なのは「万人に対応できる治療家」になること
手法に頼るのではなく、応用の効く人間になるということです。
万能な治療法はないかも知れませんが、数多の技術の引き出しや経験から知恵と工夫を凝らして個々人の症状に合った治療を見出すことは出来るのではないかと思っているのです。
成長すればするほどまた私に試練を与えてくれる患者さんこそ一番の先生であります。