2025/07/10(木)
整体に卒業は必要?
カテゴリー:院長ブログ
みなさんこんにちは、整体サロンArsの誠一郎です。
ここ数年前から思うのですが、整体を卒業しょう!という目標がすごく違和感で
痛みを改善する事、なるべくゼロにする事は大前提目指してることだけど、整体にもう来ないようにしようって本当に患者さん目線なのか?
よく考えるんです。
じゃあ、逆に痛みが取れなかったら?で考えると、卒業もできずただ治らなかった現実に苛まれて逆に絶望もあるんじゃないのか。
治そう!という根底にあるポジティブな気持ちは大切にしたい所ですが、患者さんの期待値を無理に上げすぎるのは整体師としてあまりイケてない言動かもしれない。
だから例え痛みが残っていようが、患者さんにとってはかなり痛みが改善し生活が前より楽になった。
だからこれからも通いたい。
って言われたら何も断る理由はないですよね。
十数年物の慢性腰痛から、昨日痛めたぎっくり腰まで、年齢、性別、健康状態、あらゆる条件が一人一人違う中で全ての人を同じ期間内で卒業させようなんて最初から無理があるんです。
それに、以前に腰の治療で腰痛が治ったとしても、例えば新しく生活が変わって習慣が変われば違うケースで腰痛がまた起きることだって考えられる。
だから絶対に再発しないと言い切れる物もこの世にはないし、ただ高い確率でいい状態が続きやすい。
とくらいしか言えないんですね。
人生はそれなりに長いので、その都度その都度何か僕の力で支えられる事ができればそれが理想だなと思うのです。
つまり、別に卒業なんてこっちのただのエゴで、来るか来ないかは最終患者さんが決める事なんです。
もちろん、長期的に形成された姿勢不良や、慢性症状などは無計画で治るほど簡単ではありませんが、
こちらの都合だけで勝手に卒業させようと決めつけるのは考えが浅はかなのではという話。
それに一人一人マニュアルでなく、個人を診て向き合っていればそんな言葉も必要ないくらい治そうという気持ちは伝わるはず。
そういった意味でも、そんな大層な言葉に頼る必要もないくらいの治療をしていたんです。
整体サロンArs【アルス】
上橋 誠一郎









